ドローン配送の本格化~Huaweiによるドローンデリバリーサービス
2018.6.14皆様、こんにちは。FDDIのYu です。
今は、世界各国でドローン配送の実証実験が行われています。
中国でも、深センにある大手通信機器メーカーのHuawei(ファーウェイ)が
自社の社員に向けて、ドローンでのコーヒー配送サービスを展開していくようです。
Huawei Wireless X Labsで開発したドローン
スマホで簡単にコーヒーの注文ができます。
SIMカードをドローンの機体にはめ込むことで、
ドローンは4G LTE回線につながるようになり、
データ転送、遠隔コントロール、機体位置の特定などが実現できています。
注文~配送の流れ
Step1. スマホで注文する。
Step2. 注文を承る。
Step3. コーヒーが届く。
また、通常のドローンは単独測位のGPSで位置情報を取得しますが、
誤差がかなりでます。
Huaweiの配送用ドローンにはRTK測位が使われていますため、
30cmほどの精度が確保できます。
コーヒーだけではなく、中国のデリバリープラットフォームの「eleme」も先日、
上海の金山工場団地内でのデリバリー専用飛行路線の開設について、政府から許可をもらいました。
elemeドローン
Sohu.comより
「eleme」は、今回開設した17本のデリバリーの線路を利用し、
周辺58㎢の区域内の顧客にデリバリーサービスを提供する予定です。
「eleme」自社開発のドローンは、
最大速度が65km/hで、ペイロードが10kgまでです。
10kgのものを搭載する場合、約20kmの連続飛行ができます。
注文してから届くまで、平均所要時間はわずか20分です。
elemeドローン
sohu.comより
また、ドローンデリバリーに対応するために、
商品の可動式受取所になれるロボットも開発中だそうです。
運搬・物流領域でのドローン活用事例は以下のページに多数掲載されておりますので、
ぜひご参考ください。
また、ドローンを物流などのビジネスで活用させたい方や、
ドローンに興味をお持ちの方、
ぜひ一度、受講をご検討いただければ幸いです。
いつでも、お気軽にお問い合わせください。