飛行許可申請のプロペラガードについて
2019.6.21
FDDIスクール事務局の林です。
今回は、飛行許可申請(https://www.dips.mlit.go.jp/portal/)のお話です。
以前の基準から厳しくなっている部分について、
ご存知の方も多いと思いますが、その一部をご紹介できればと思います。
では、下記の飛行方法(DID地区、人・物30m以内、イベント上空)に関して、
飛行許可基準とその適合性について説明いたします。
飛行方法
○人又は家屋の密集している地域の上空を飛行(第三者上空の飛行以外)
○人及び物件との距離30mを確保できない飛行(第三者上空の飛行以外)
○催し場所上空での飛行(第三者上空の飛行以外)
基準:物件に接触した際の危害を軽減する構造を有すること。
適合性:プロペラガードを装備して飛行させる。(※一例です)
飛行許可申請書では、適合性の証明資料としてプロペラガードを装着した画像を添付するわけですが、
以前と現在とで違いが出てきております。
違いは何かと言いますと、
DJIストア上商品名「Phantom 4シリーズプロペラガード」では許可が下りなくなりました。
去年の申請を更新した場合で、以下の補正指示が入ってきました。
【プロペラガードについて】
申請された機体のプロペラガードですが、現在DJI社から
「追加要件(第三者及び物件に接触した際の機外を軽減する構造を有すること)に適合しません。」と注意喚起がなされているもの(DJIストア上商品名「Phantom 4シリーズプロペラガード」)ではないでしょうか?(詳細は下記の参考URLを参照してください。)
大変恐れ入りますが、上記商品を使用されている場合、適合するプロペラガード(DJIストア上商品名「Phantom 4シリーズ申請用プロペラガード」)への変更又は代替手段(意図せず進入した第三者へ注意喚起する監視者の配置)を御検討ください。
なお、適合するプロペラガードの写真を添付する際には、申請書(3/4ページ 機体・操縦者選択)の「機体選択」内にある「追加基準」の入力画面において、
現在添付されている写真を一旦削除した上で、新しい写真を添付しなおしてください。
参考URL:https://m.dji.com/jp/product/phantom-4-pro-propeller-guard
そのため、申請用プロペラガードが必要になります。
申請用プロペラガードを装着した画像を機体追加基準資料として提出が必要となります。
以下の画像(左:従来のプロペラガード、右:申請用プロペラガード)のものです。
ただ、この申請用プロペラガードには以下の2点について注意が必要です。
①取り付けが難しい(留め具が固すぎて指でやると指を痛めます)
②DJI GO 4アプリで障害物検知システムを無効にする必要があります。