i-Construction2.0って?i-Constructionとの違いは?i-Construction2.0徹底解説!

皆さまこんにちは!FDDI事務局です。

本日は2024年4月に発表されました「i-Construction2.0」について、徹底解説していきます!
当スクールではコマツ認定ドローン測量実践コースを開講しておりますので、i-Construction2.0とドローンの関わりについてもご紹介していきます!

 

 

i-Constructionとは

i-Constructionとは、2016年に国土交通省が策定した建設業の生産性向上のためのICT活用に関する取り組みです。

ドローンを使った測量や3次元データの活用など、ICT技術の導入により建設現場の生産性を向上させることを目的としています。

ドローンを使った測量や3次元データの活用は、i-Constructionの中核をなす取り組みの一つで、従来の手法に比べ、ドローン測量は迅速かつ高精度であり、測量にかかる時間とコストを大幅に削減することができます。また、3次元データの活用により、設計や施工管理の効率化も実現しました。

ICT公告件数は2016年の84件から2022年には13,429件に増加し、土木工事におけるICT施工率も87%に達しました。

 

i-Construction2.0とは?今までのi-Constructionとの違い

i-Construction2.0は、2024年4月に国土交通省が発表した、建設現場のオートメーション化を推進するための取り組みです。i-Constructionの成果を踏まえ、さらなる生産性向上と省人化を目指しています。
主な特徴は以下の通りです:

  • 施工のオートメーション化: AIを用いた施工計画の自動作成や、1人のオペレーターが複数の建設機械を操作するシステムの導入
  • データ連携のオートメーション化: 建設生産プロセス全体のデジタル化・3次元化を推進し、不要な調査や紙での書類作成を省くこと
  • 施工管理のオートメーション化: プレキャスト部材の活用や監督・検査のリモート化

i-Construction2.0の目標は、2040年度までに建設現場の生産性を1.5倍に向上させ、3割以上の省人化を達成することです。

また今までのi-ConstructionとiConstruction2.0の主な違いは以下の通りです:

目的と焦点:

  • i-Construction: ICTを含む技術の普及・活用促進を目指し、建設業全体の生産性向上を図ることが主な目的でした。
  • i-Construction2.0: 普及したICTやAIを活用し、建設現場のオートメーション化を推進することに焦点を当てています。

実施時期:

  • i-Construction: 2016年度から開始されました。
  • i-Construction2.0: 2024年4月に国土交通省から発表されました。

具体的な取り組み:

  • i-Construction: ドローンを使った測量や3次元データの活用など、ICT技術の導入が中心でした。
  • i-Construction2.0: 施工、データ連携、施工管理の3つの分野でのオートメーション化を推進します。例えば、AIによる施工計画の自動作成や1人のオペレーターによる複数建機の操作などが含まれます。

目標設定:

  • i-Construction: 2025年までに建設現場の生産性を2割向上させることを目指していました。
  • i-Construction2.0: 2040年度までに現場の生産性を1.5倍に拡大し、3割以上の省人化を達成することを目標としています。

対応する社会課題:

  • i-Construction: 主に労働力不足や生産性向上に焦点を当てていました。
  • i-Construction2.0: 労働力不足に加え、インフラの老朽化や頻発する自然災害への対応など、より広範な社会課題に対応することを目指しています。

これらの違いから、i-Construction2.0はi-Constructionの成果を踏まえ、より高度な自動化と効率化を目指す次世代の取り組みであると言えます。建設現場のオートメーション化を推進することで、生産性の向上と省人化を実現し、持続可能なインフラ整備を目指しています。

 

i-Construction2.0でのドローン活用

ドローン測量は、i-Constructionの初期段階から重要な役割を果たしてきました。
ドローンを使った高精度な3次元測量データは、引き続きi-Construction2.0におけるデータ連携の自動化に不可欠な基盤となります。

また、ドローンによる定期的な現場モニタリングなどを通じて、施工管理プロセスの自動化も進められています。従来の手動測量に比べ、ドローンを使えば数百万地点の測量を15分で完了できるなど、大幅な効率化が可能です。

ドローン測量をはじめとするICT技術の活用は、i-Construction2.0における建設現場のデジタルトランスフォーメーションを支える基盤となります。

当ドローンスクールでは国内最大級のドーム型実技場で実習を行っております。
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