Wake up Drone Journal
2018.3.5皆さん、こんにちは。FDDIのYuです。
現在、商業用ドローン技術の進歩により、ドローンの活用の幅が広がっています。
中国の古都の西安に、大手のe-コマース会社の京東(JD.com)では、ドローン配送の試験運用が2月5日より始まりました。中国において、ドローン運送を試験的に行う企業として民用航空局に承認されたのは初めてです。
『東方新報』より
JD社は、西安に世界初の「インテリジェント無人物流配送拠点」を設置しました。その拠点は、面積がわずか14.4平米で、高さが3.6メートルですが、28以上の箱を入れることができます。荷物の以外、一台のターミナル無人配送車が入っており、配送拠点内で充電することができます。
配送の流れとして、荷物を運んできたドローンが拠点の屋上に着陸し、その荷物を自動的に拠点の中に卸すことができます。その後、拠点の内部で、荷物が自動的に仕分けされてから、配送ロボットにより宛先に届きます。
インテリジェント無人物流配送拠点
この一連の作業はすべて、システムとロボットによって自動的に行われています。担当者は、将来的には全国各地に中・大型物流専用ドローン数千機を配置し、数万拠点に及ぶドローン専用発着ターミナルを建設する方針を表明しました。
やはりe-コマースの会社にとって、物流スピードが命です。JD社も何年前からドローンを業務に導入することを全社の戦略課題としています。
JDの無人機配送実験
JDのCEOを務めている劉強東さんは、つい最近Davosで開催された世界経済フォーラムで、「今後の目標として、ドローンを物流業務全般に適用することで、地方や農村でも、全国の消費者に商品を24時間以内に届くことを図っている」と発表しました。