災害時にはドローンが活躍します。
災害発生直後にドローンが飛んでいる映像を皆さんもテレビでご覧になったことがあると思います。ドローンは、災害状況の把握や捜索・救助に活用されます。
ドローンの活用方法
災害発生前
初めに災害前ですが、災害監視に活用されます。
具体的には、あらかじめ土砂崩れが発生しそうな箇所を衛星データにより特定し、その箇所をドローンで巡回します。崩落の危険性が高くなった際に、避難を仰ぐという活用法です。
災害発生後
災害後の活用としては、状況把握や捜索・物資輸送があります。
ドローンに搭載されたカメラを活用し、災害時には即座に状況把握を行い、赤外線センサを活用することで捜索活動を行います。
また、ドローンで水難用ブイ等の救助用具を輸送することで人命救助活動が可能になります。実際に2018年にオーストラリアで世界初のドローンで人命救助がなされた事例もあります。
そのほかにも、災害後は物資の支給が滞ることが想定されるのでドローンを活用した食料や資材の運搬が必要になります。物流に関していうと、食料の輸送に加えて、土砂崩れが発生した際の土砂の運搬も可能になります。
ドローンの活用事例
災害時は、即座に現場の状況を把握する必要があります。
災害とはいっても地震なのか台風なのかで異なりますが、大きな災害になればなるほど、陸路は塞がり車での移動ができなくなります。そのため空路を使用するしかなく、そこでドローンの可能性を発揮することになります。国としても総務省が全国の消防署にドローンを支給するなど、将来的に災害時を想定としたドローンの活用に大きな期待が寄せられています。
ここでは一部ですが、災害・捜索に関する動画をご紹介いたします。